倉庫建設のコストを削減!工法別の坪単価と費用削減のポイントを解説

公開日:2023/07/15 最終更新日:2024/03/18

倉庫建設は、可能な限り少ないコストで建設したいものです。一方で、倉庫建設の工法ごとに特徴や利点が異なるため、保管したい製品が工法に適しているかを考えて検討しなければなりません。この記事では、倉庫建設における工法ごとの坪単価と、費用を削減するためのポイントについて詳しく解説していきます。

知っておきたい倉庫の種類

倉庫建築には、建築する方法によって異なる特徴があります。以下に3種類の工法ごとの特徴を紹介するので確認していきましょう。それぞれの倉庫の特徴や利点を把握することで、最適な倉庫の選択が可能です。

システム建築倉庫

設計から施工までのすべての工程においてシステム化された倉庫です。コンピューターを活用し、設計、見積もり、生産を行う工法で、強度や耐久性が高く確保でき、大規模な倉庫に適しています。寿命は約30年です。

プレハブ倉庫

工場であらかじめ製造された建材を用いて、建築現場で組み立てる簡易的なタイプの倉庫です。大量生産が可能であり、システム化倉庫よりも低コストで建設できます。ただし、規格に合わせる必要があるため、設計の自由度はやや制約されます。寿命は約20年で、比較的強度があるわりに、コストが抑えられる工法です。

テント倉庫

軽量鉄骨の骨組みに、テント状のシートを被せた倉庫です。短期間の建設が可能であり、低コストなのが大きな特徴です。ただし、耐久性は他の倉庫に比べて劣るため、美術品や引火性の液体の保管には向いていません。テントの寿命が6年から8年と短く、定期的に張り替えなければならないのがデメリットです。

倉庫建設に必要な坪単価とは

倉庫建設にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。目安として用いられるのが坪単価です。倉庫を建設する際の坪単価は、使用する素材によって大きく異なります。たとえば、鉄筋コンクリート造の平均坪単価は約44万円、鉄骨造は約43万円です。

ただし、立地や条件によっても異なるため、数字は参考程度にご活用ください。倉庫建設には、図面作成費用や地盤補強、外装、内装、インフラ整備などが追加で必要になる場合があります。同じ坪数でも、これらの要素によって値段は大きく変動します。

坪単価はおおよその必要費用を算出する目安として利用されますが、あくまで参考程度にとどめましょう。実際の倉庫建設で必要となるインフラなどの費用を考慮し、建設計画を立てる必要があります。

倉庫の建築方法別工事費用の相場

倉庫には大きく分けて3種類あります。今回は、倉庫の種類別に工事費用の相場をお伝えします。

各メリットやデメリットもお伝えしているため、相場と合わせて検討材料にしてみてください。

テント倉庫

テント倉庫の場合、坪単価の相場は約7万円です。ほかのタイプの倉庫に比べると、圧倒的に費用が抑えられます。

テント倉庫とは、組み立てた鉄骨の上と外壁にシートを張った簡易的な倉庫です。建設費が抑えられるほかに、工期が短いのがメリットです。

また、テント倉庫は躯体が軽いため、開口部を広げて日光を取り込みやすい構造にできます。そうなると、昼間は日光で明かりが賄え、照明が不要になることもあるでしょう。よって、電気の節約につながる場合もあり、工事が終わったあとでもコスト削減に期待が持てます。

ただし、天候の影響を受けやすいのがデメリットです。テント倉庫を建てる場合は、建築場所の設計風速や積雪荷重をより考慮する必要があります。

プレハブ倉庫

プレハブ倉庫の場合、坪単価の相場は約15万円です。倉庫の中でも、比較的費用が抑えられます。

プレハブ倉庫とは、あらかじめ工場で製造された部品を組み合わせて作られた倉庫のことです。メリットとしては、費用面と工期に関する点にあります。

費用面としては、大量生産された部品を使用するため、費用が抑えられます。工期に関しては、ある程度部品を組み立てて建築現場へ運ぶため、短期間での完成が可能です。

また、デメリットとしては、建築の自由度が劣る点です。具体的にいうと、ある程度部品を組み立てた上で建築作業が始まるため、規格外の間取りやデザインにするなどの融通が利かない場合があります。

システム建築倉庫

システム建築倉庫の場合、坪単価の相場は約20万円です。ほかの倉庫と比べて少し割高になります。

システム建築倉庫とは、設計や素材の選定、施工などをシステム化した倉庫のことを指します。メリットとしては、耐震性や耐候性に優れている点です。

一方で、デメリットとしては、費用面が割高になる点やシステム化されていることでデザインの自由度が低くなる点です。また、建築予定地の形状によっては、建築自体が難しい場合があります。

倉庫費用を抑える方法

倉庫の建築時に発生する費用を抑える方法を3つ紹介します。

実践できる方法があれば、ぜひ有効活用してみましょう。

構造別の相場とランニングコストのバランスを考える

倉庫の構造は主に3種類あり、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3種類です。各相場は、木造で約17万円/㎡・鉄骨造で約25万円/㎡・鉄筋コンクリート造で約26万円/㎡となっています。

一見、木造が安くてよさそうに見えますが、耐用年数を考えると鉄筋コンクリート造がおすすめです。耐用年数の具体的な数値は、木造で15年・鉄骨造で31年・鉄筋コンクリート造で38年です。

また、立地条件やエリアによっては地盤補強や外装・内装工事により費用がかかったり、光熱費や減価償却費などのランニングコストも考慮しなければなりません。

最終的には、各構造別の相場・耐用年数・ランニングコストなどを総合的に判断し、抑えられる費用がないかを確認する必要があります。そのためには、複数の業者に見積もりをとりながら、適切な費用を判断していきましょう。

アウトソーシングを利用する

建築費用や構造別の相場を見ると分かるように、倉庫建築にかかる費用は高額です。そのため、場合によっては委託倉庫を利用する方が費用を抑えられる可能性があります。

委託倉庫の運営会社によっては入荷や保管、出荷までを請け負ってくれるところもあるため、自社の社員はほかの業務に集中でき、効率や生産性アップに期待できます。

自社倉庫を建てる場合と委託倉庫を利用する場合で費用を計算し、どちらの方が費用を抑えられるかを確認してみましょう。

補助金を利用する

倉庫を建築する際は、国や地方自治体が提供している補助金を利用できる場合があります。倉庫建築に適用される補助金の具体例としては、事業再構築補助金やHACCP補助金などが挙げられます。

事業再構築補助金は、コロナの影響で売上が落ち込んでしまった企業が対象です。支給される対象の一部が建築費であるため、一定の条件を満たすと倉庫建築の際に補助金が適用されます。

HACCP補助金も、倉庫建築にあてられる補助金の一種です。まず、HACCPとは衛生管理の手法のことであり、HACCP補助金は食品関係業者を対象にした補助金です。一定の条件を満たすと、倉庫の建築費や人材育成にも補助金を適用できます。

対象エリアの自治体の公式ホームページを見るなどしながら、利用できる補助金がないかを探してみましょう。

工法別の坪単価とコスト削減のためのポイント

倉庫建設において、工法の選択はコストに大きく影響します。国土交通省の建築着工統計調査によると、倉庫建築における坪単価の全国平均は約43万円です。

工法によっても坪単価は異なっています。基礎工事やインフラを除いた工法ごとの費用に注目すると、システム建築倉庫の費用は約20万円、プレハブ倉庫の場合は約15万円、テント倉庫は約7万円が目安とされています。コスト削減を考慮すると、低コスト、短期間で建設できるテント倉庫の選択が妥当ですが、耐久性に制約があるため注意しましょう。

また、テントの劣化が早いため、他の工法に比べ頻繁に取り換えなければならないデメリットを考慮しなければなりません。一方で、強度を求める場合はシステム建築倉庫が適しています。システム建築倉庫は、強度や耐久性が高いため、長期にわたって使用する場合に適しています。また、高い強度により柱の数を少なくできるため、大きなものを保管する大規模倉庫におすすめです。しかし、テント工法の3倍弱もの坪単価がネックになってしまいます。

そこで注目したいのが倉庫の素材です。木造の倉庫にすることが、倉庫建設のコスト削減に最適な選択肢です。国土交通省の統計によると、鉄筋コンクリート造の平均坪単価は約44万円、鉄骨造は約43万円に対し、木造は約36万円と安価です。値段が安いだけでなく、工期も木造倉庫の方が短くなります。よって、人件費も少なく抑えられるのが大きなメリットです。

ただし、木造倉庫は大規模倉庫のように、広い空間で強度を確保する必要がある場合には向いていません。大きなものを保管する際や、保管する重量が膨大になるため、強い素材が求められる大規模倉庫などでは金属素材を選択しましょう。小規模の倉庫や、強度をそれほど必要としない場合には、木造は価格面で優位性があり、短い工期で建設が完了するためおすすめです。工法の選択と、素材を適切に選択することで、大きなコスト削減ができるでしょう。専門家の助言を受けながら、最適な選択を行いましょう。

まとめ

倉庫建設において、適切な工法の選択と費用削減の工夫は重要です。工法ごとの坪単価は、一般的にシステム建築倉庫、プレハブ倉庫、テント倉庫の順に安くなります。また、鉄筋コンクリート造の平均坪単価は約44万円、鉄骨造は約43万円に対し、木造は約36万円と安価です。木造倉庫は、強度が金属素材と比べて劣るため、小規模倉庫に適性があります。倉庫のボリュームがそれほど必要なければ、木造倉庫にしたほうがコスト削減できることを覚えておきましょう。保管するものに影響が大きい強度を考慮しながら、適切な工法と素材を選択することで、倉庫建設のコストを効果的に削減できます。

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